建設業許可を取得するベストタイミングとは?
建設業許可を取得するベストタイミングってあるの?
あるんです。
建設業許可を取得する多くのパターン
多くの建設業者さんが建設業許可を取得するタイミングは、
下記の表に書かせていただいたように、差し迫ったタイミングで取得するか、
先を見越して計画的に取得するという二極化であると思います。
1 | 元請から建設業許可の取得を言われた |
2 | 元請から建設業許可がないと仕事を回せないと言われた |
3 | 500万円以上の工事の受注のために建設業許可が必要 |
4 | 公共工事も受けたいから |
5 | 他の建設業さんとの差別化のため |
では、建設業許可を取得するベストタイミングってそもそもあるのでしょうか?
差し迫って建設業許可を取得する必要がある場合は、「その時!」かもしれません。
しかし、ある程度計画的に建設業許可を取得することができるケースだとどうでしょうか?
この場合において検証してみたいと思います。
建設業許可取得に向けてダメなケース
①「建設業許可を取得したい。」とご相談を受けたにも関わらず、
「急に忙しくなって、ちょっと待ってください。」
このようなケースが少なからずあります。
これは現場最優先で、建設業許可は後回しになるケースです。ある意味仕方ありません。
しかし、仕事がずっと忙しいと建設業許可もずっと取得できないこととなります。
②建設業許可を取得するためには、申請書や代理で取得できる書類は弊所が作成また取得します。
が、建設業者さんがお持ちの請求書などの書類は、建設業者さんがご用意するしかありません。
打ち合わせをさせていただいて、必要書類がすぐ揃わず先延ばしになるケースもあります。
建設業許可取得に向けて一歩踏み出してそのままとなる場合です。
この場合も必要以上に日数が掛かることとなります。
解決!建設業許可取得に向けたベストタイミング!
「ズバリ!毎年、暇な時期があるならその時に!」
建設業許可取得に向けて少なからず、建設業者さんが揃える書類があります。
そのためには、少しでも暇になるならその時に一気に進めましょう。
また、建設業許可は取得してそれで終わりではなく、5年に1回更新があります。
この更新も最初の取得から5年ごとに来るので、
仮に最初の新規申請の時に忙しい時期に取得すると、
5年ごとに忙しいタイミングで手続きが発生するということとなります。
ですので、毎年恒例で少しでも暇となるならその時期が長期的な視点で考えると
ベストタイミングとなります。
また、建設業許可を取得すると決算変更届という1年間の決算報告と工事実績の届出が発生します。
これは、決算から4月以内の届出という期間が定められているため、
忙しいか暇かを問わずやってくるものなので、考慮の余地はないと思っていいでしょう。
ただ、行政書士との打ち合わせは決算から4月以内の暇な時期に設定するのがベストタイミングと
なると思われます。
ココでお伝えしたかったことは、
計画的に建設業許可を取得できるなら、時期はいつでも良いわけでなく
少しでも暇な時期が例年あるとすると、
その時期が手続きに向けて負担が少ないと言えるのではないかと
ご提案したかったこととなります。
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