建設業許可申請への準備期間はいつがベストなのか?
建設業許可申請への準備期間についてベストな時期とは
建設業許可申請をする場合、ポイントとなるのは「必要書類の準備」です。
弊所をはじめとする行政書士事務所にご依頼する場合、
申請者となる建設業者さんと行政書士で必要書類をどちらがどのように収集するのか、
役割分担が発生します。まずは、表でイメージしてください。
建設業許可申請の必要書類などの収集例
行政書士 | ①代理取得できる書類
→委任状をもとに取得 ②申請書の作成など |
建設業者さん | ①請求書などの工事実績証明書類
→ポイントとなる所 ②確定申告書の控えや決算書 →保管されていれば大丈夫 ③残高証明書 |
これらは、通常の建設業許可申請において必要書類の準備について、
表でまとめると上記のように分類できます。
その中で弊所のお客様のお声からヒントとなるものが見えてきました。
スムーズに手続きできるケースはこれらをあっさりクリアできます。
しかし、ご相談いただいてから申請までに時間を要するケースでは、共通となる事柄があります。
それが、「建設業者さんの役割の中の、①請求書などの工事実績証明書類」この点についてです。
長年にわたり建設業を営んでいる場合、
過去の書類はどこに保管しているかわからないなど、「探す必要がある」という所で躓きます。
管理をしっかりしていれば問題ありませんが、
建設業許可申請をするつもりがなく今まで来た場合、ココがポイントなるケースが多いです。
では、この点を解決するために何が考えられるのか?
準備期間についてベストタイミングはいつ?
「梅雨の時期をオススメします。」
建設業者さんの業種によっては、「雨の時期は仕事にならないんですよ。」
このようなお声をお聞きします。
要するに雨で作業が出来ず、暇になるということです。
つまり、「時間を作ることができる」という訳です。
だとしたら、「この時期を建設業許可申請への準備期間にするのはどうでしょうか?」
梅雨という季節は毎年やって来ます。
仮に、建設業許可を取得すると5年に1回更新というものもやって来ます。
これらの手続きのときに必要書類の準備がまた必要だとすると、
「5年後もこの梅雨の時期に準備期間になる」ということです。
建設業許可は取得して永久的に許可を維持できるものではありません。
毎年発生する決算変更届や5年に1回の更新手続きなどがあります。
ぜひ、先を見越して必要書類の準備期間というものにスポットを当てるのも、
建設業許可維持のためには必要な視点なのかもしれません。
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