建設業許可でよくある間違い決算変更届と更新申請について
建設業者様のよくある勘違い
建設業許可取得後の話しですが、
建設業者様と会話をしていると、
「これは勘違いしているな。」
と思うフレーズがあります。
それが、
決算変更届のことを更新と勘違いしていること。
「毎年の更新手続きですね。」
という言葉をよく聞きます。
おそらく勘違いされているのかなと感じています。
決算変更届と更新申請は異なります
決算変更届は毎年決算から4か月以内に提出義務のある、
一年間の工事実績とお金の状況を報告する手続きです。
一方、更新申請は5年に一度の手続きです。
全く異なる手続きです。
更新申請では、
経営業務管理責任者の要件など
申請者側で再度証明が必要なので、
新規許可申請に似ている側面があります。
更新申請については、
毎年の決算変更届が提出されている条件で
受付してくれるため更新申請の前に
決算変更届の手続きが優先されます。
実務的には余談ですが、
更新申請の前にと前述しましたが、
決算変更届の手続きを提出し忘れていて
更新申請も同時期に来た場合、
決算変更届の手続きと更新申請を
同日に窓口で申請します。
但し、この場合も手続きする順番としては、
決算変更届の手続きの受付印をもらってから
更新申請の手続きの流れになります。
これは、決算変更届の手続きを先にするために
ある日に役所に出向き、
その後にもう一度更新申請に役所に出向くのでは、
申請者側からすると非効率なため
同日に手続きを行うのが効率的です。
但し、この場合も注意点があります。
完璧な書類を作成していないと、
決算書関係で数字に誤りがあると
その場で計算し直しなど不都合な面がありますので
書類を作成する時は十分にご注意ください。
